先日ブログから立て続けに数件、同じようなお問い合わせがありました。
それは「セントマの留学費用」について。
↓こちらの記事でも書きましたが、セントマに留学するとなると、
学費に加えて物価の高いロンドンでの滞在費が必要となり、かなりの金額が必要です。
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さらに記事にも書いた通り、セントマの留学費用は年々値上がりしており
現時点でわたしが留学してた頃の約2倍になっています(+_+)
留学したいけど、学費が心配という人も多いでしょう。
今回はわたしがどうやってお金を集めたかについて赤裸々に公開します。
これから留学したい人の参考になれば幸いです。
(セントマってなに?って人はこの記事を読んでね↓)
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セントマの留学費用、いくら必要?
こちらのセントマ留学まとめを読んでいない方もいらっしゃると思うので、
まずざっくりとセントマ留学に必要な金額をお伝えしたいと思います。
学費
学費は、ファンデーションの場合、1年間で約240万円です。
(詳しくはこちらの記事を読んでね。)
1ポンド=153円で換算、2018年1月19日時点のファンデーションコースの金額です。
滞在費用
イギリスへの留学生はビザをとる時にちゃんと滞在費用を持っているかを証明する必要があります。
それがロンドンの大学に行く場合、1年間で10,000ポンド=約153万円でした。
(※これはわたしが留学していた2011年度の制度なので今は変わっているかもしれません。後ほど調べて追記します。)
つまりざっと見てトータルで393万円、1年間で約400万円の費用が必要ということになります。
わたしのセントマ留学費用:自己資金○○円
さて、わたしの留学費用についてです。
当時は東京で働いていたのですが、セントマに留学することを決めてから、
資金を貯めるために、実家のある大阪に戻り、実家から会社に通ってお金を貯めました。
貯めた金額は約100万円。
本当は昼は会社で働いて、夜は居酒屋でバイトでもして、
がむしゃらに働きまくって3ヶ月で100万円、1年で300万円貯めてやるぅ〜!!
って息巻いてたんですが、無理でしたw
今よりだいぶ若かったけどさ、それでも昼も夜も働くってしんどいよ^^;
仕事は派遣→契約社員でWebデザイナーとして働いていました。
初めから海外留学するという前提で雇っていただいたので、辞める時も揉めたりしなかったし
時給で働いていたので残業すると残業代を出さないといけないという理由から毎日定時で上がっていました。
今思えばめっちゃいい条件で働かせてもらえてたかも…。
派遣は登録するエージェントによって時給が全然違ったりするので、
時給をしっかり出してくれるところに登録するのが大事です。
私が使ってたのはリクルートスタッフィングです!
他に比べて時給が高めな案件が多くてよかった!
まじ登録会社の違いだけで時給が数百円とか変わることもあるので要注意です。
わたしのセントマ留学費用:親からの援助○○円
100万円じゃ留学費用まで全然足りないですね。
続いて、世の中の留学生の資金源は大抵これだと思います「親からの支援」について。
親からの支援は、、、、
残念ながら実費としてはゼロ円でした。
私、大学が留学必須の学部だったから、大学時代も留学してるんです。↓
[kanren postid="4001"]
もう流石にこれ以上親には迷惑かけられない
ということで親には費用面では頼りませんでした。
(後述しますが、違う形でお世話にはなりました、、、本当に親には感謝しかありません。)
ただ、ここ、頼れる人は頼りましょう!
親に借りれるなら借りた方が絶対いいです。
わたしのセントマ留学費用:国からの借金○○円
自己資金が100万円しか用意できなかったけど、どうしても1年後には留学したかった私。
資金を集める方法を色々調べました。
そして最終的に利用したのがこれ。
国の教育ローンです。
このローンは留学にも使えます。
ただし条件があって、現地のきちんとした大学課程でないといけません。
語学留学などで英会話スクールに通うという場合は使えません。
ただし、セントマの場合(というかイギリスの場合かな?)学部以前の課程であるファンデも、大学の正規課程であることに変わりありません。
ですので、このローンが使えるのです。
私も最初はめっちゃ怖かったですが、思い切って相談の電話をしてみたところ、
ファンデもいけるということや、窓口に行って相談できるということを聞き、窓口にいきました。
国の運営なので安心ですし、担当の方は本当に優しく質問に答えてくれました。
変わっている面もあるかもしれないので、詳しくはご自身で問い合わせしていただければと思いますが、
覚えてる限りでちょっと書いておきます。
・借金は親名義になる
→これは親が子供の教育のために借りる借金なので、借金は親名義になります。
なので、親から実費では助けてもらってないですが、間接的に助けてもらったことにはなります。
・在学中は利子の支払いだけでOK
→在学中は利子の支払いだけでOKです。私の場合は月々5000円くらいでした。その後月々2.5万円くらい返してます。
・60回払いまでできる
→最大60回払いだったと思います。
・保証人を立てたくない場合は、費用を払うと機関保証人を立てられる
→保証人が必要です。(親の兄弟など。)保証人になってくれる人がいない場合は、受け取った費用から30万ほど使って機関保証人を立てられます。
・350万円まで借りられる→300万円だったかも。
こんな感じでした。
借りて行ったことで一つよかったこともあって。
セントマの授業は結構厳しい面もあり、親のお金で留学している子とかはだんだん授業に参加しなくなったりする子もいました。
が、自分で出したお金だと思うと、「この1回の授業○万円…!自分が働いて頑張って稼いだお金をここに使ってるんだ」という気持ちになり、
たとえ課題ができていなくても、絶対に授業には出よう!という気になれました。
その他わたしが調べた資金調達方法
もちろん、初めから借金頼りだったわけではありません。
自分で自己資金を貯めている傍ら、他に何かしら資金を集める方法がないか色々調べ、
奨学金など、できる限りで応募しました。
資金集めの方法としてはざっとこんなものがありました。
・留学支援奨学金(国、私設)
→国や私説団体から留学奨学金が出ている場合があります。
→国によって変わります。その国に関連する団体などがやってる場合がある。
→どっかに一覧があったので、後ほどリンク貼ります。
・コンペで優勝する(日本側、イギリス側)
→コンペもいろいろあります。日本側からもイギリス側からも。
→セントマに留学した後から気づいたのですが、セントマでも時々奨学生を募集しています。
→主にMAなどの上の課程です。日本で芸大に行ってたり芸術関連の仕事してた人は是非検討してみましょう。
こういうの、「私なんかが受かるわけない」と思ったりもしましたが、
とにかく出しました。
受かるわけないことないよ!
とにかく可能性のあるところはどんどん出してみて!
セントマ留学中にバイトはできる?
ちょっとキツくても行って向こうでバイトで貯めたりできるかな?
と考えている人もいるかもしれないですね。
イギリスの場合、はっきり行って難しいです。
というのも学生ビザでは週に10時間の労働しかできません。
そんな短い時間で雇ってくれるとこはほとんどないですし、
そもそもセントマの授業が忙しすぎてバイトどころではありません。
一応長期休みの間は週20時間だったか40時間くらいまでバイトもできるようです。
※当時の状況ですがあまり変わっていないと思います。ここもまた後ほど調査してアップデートします。
いくらあれば十分なセントマ留学生活ができる?
私は確か300万円借りて30万円程度機関保証人料として支払って、計270万円くらいを受け取りました。
後日訂正:改めて内容を確認したところ、250万円借りて、機関保証料として168,877円支払い、2,331,123円を受け取っていました。
自己資金の100万円は学費の支払いに当てました。(当時は学費が100万円くらいだった。)
つまり270230万円でロンドンに1年間住んだことになりますが、(あ、あと留学保険とかビザ代とかもここから払った)
結構ギリでしたw
というのも生活力のない子だったんで、最初にちょっと高めのフラットで契約してしまってました、、、
自炊もあまりしなかったので、、、
ちなみに当時のポンドレートは130〜160円と比較的低めでした。
7ヵ月くらいで底をつきそうになり、彼氏の家に転がり込みました。
生活力のある人であればこのくらいでもいけると思います!
要は自分がどう生活するかなので。。。ただ多ければ多いに越したことはないですね。
それでも行ってよかった!セントマ留学
さて、結局借金によりほとんどの留学費用をまかなった私ですが、
それでもやっぱり留学してよかったと思っています。
・セントマの教育はめっちゃよかった
・学内の課題やコンペで学生のうちから名のあるブランドと絡める
・自分セントマでもやっていけるって自信がついた
・セントマの卒業生として展示会出展できた
・セントマ独自の賞をもらえたりと貴重な経験ができた
・セントマ卒業生になれ、世界的にも相手にしてもらえる肩書きができた
・未来の旦那さんに出会った
などなど。
あの時いってなかったら、このどれも得られなかったのだなぁと思えば、本当に行ってよかったです。
控えめに言って人生変わります!
本気で行きたいと思っているなら、
本気でモノにしたいと思っているなら、
行く方法は必ず見つかるはず!!!
学費は高いですが、ぜひ諦めずに道を模索してみてください!!
以上、Naoでした。
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